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検査項目と内容、費用について

1.から5.までが基本セットとなり、6.から12.までが選択検査となります。自費診療となりますので、基本セット料金は¥19,800(税込)です。

パートナーの方の検査も御希望でしたら、血液検査基本セット(項目3・4・5・6)は可能ですのでお申し付け下さい。(セット料金8,800円(税込))

基本セット

1.内診・超音波検査(子宮筋腫・卵巣腫瘍等の検査)

子宮筋腫と妊娠の合併頻度は0.03~2%と言われ、流早産・さかご・児の発育障害を起こしたり、陣痛を弱めたり、分娩時の大出血の原因にもなります。また、卵巣腫瘍と妊娠の合併頻度は0.21〜1.24%と言われ、茎捻転(特に妊娠初期や産褥期)や破裂(特に分娩時)をおこし、緊急手術を行うことがあります。

2.子宮頚がん検査

子宮頚部(子宮の手前部分)のがんの細胞検査。近年、初交年齢の若年化と晩婚化により妊娠希望者の罹患率は上昇しています。頻度は1,000〜1,200妊娠に1例と言われています。

3.貧血

4.梅毒

わが国での梅毒罹患率は人口10万あたり0.4人。梅毒にかかっている母体から胎児が子宮内で胎盤を通して感染したものを先天梅毒、出生後に感染した場合を後天梅毒と言います。先天梅毒は子宮内胎児死亡・早産・子宮内胎児発育不全などの原因とされ、出生後は肝脾腫大・骨軟骨炎・難聴などが報告されています。

5.B型肝炎・C型肝炎

将来、肝硬変・肝がんなどに発展する可能性のある肝炎です。母児感染の重要な病気ですが、授乳での感染はないと考えられています。

 

選択検査

6.エイズ(HIV)

HIV感染妊婦が妊娠中に抗HIV治療を受けない場合、生まれた児の15〜30%が感染します。平成11年度の報告では、わが国で164例の妊娠数が報告されています。

費用

¥2,200(税込)

7.クラミジア感染症

最近、ある施設での妊婦抗体陽性率は14.6%もあったように、最近増加している性行為感染症です。流早産の原因になったり、児が結膜炎・肺炎になったりします。

費用

¥3,850(税込)

8.成人T細胞白血病

成人になって発症するウイルスによって感染する白血病です。感染者より発病するのは1000〜2000人に1人ですが、予後の悪い白血病です。抗体の陽性率は、関東で1〜2%ですが、九州・沖縄では4〜6%と高率です。輸血・夫婦間(女性から男性への感染は見つかっていない)・母子間(特に母乳で)で感染すると考えられています。

費用

¥1,650(税込)

9.トキソプラズマ感染症

ペット(猫・小鳥など)の糞や生肉(特に豚肉)の摂取などが主な原因です。胎児に脳内石灰化・水頭症・小頭症などがおこったり、流早産の危険性が上がったりします。

費用

¥550(税込)

10.膣分泌物培養

一般的な膣内の細菌を調べる検査です。特にB群溶血性連鎖球菌(GBS)やMRSA(抵抗力が弱い人には危険な細菌)などが重要です。ある施設でのGBSの妊婦膣の保有率は11%で、このうち児からGBSが見つかるのは12%であり、感染症を発症するのは0.5%と発症率は低いのですが、しかし発症すると50%以上の死亡率と言われています。

費用

¥2,145(税込)

11.風疹

1977年以降は女子中学生に、1995年以降は幼児男女にワクチンの接種がされていますが、抗体ができていない人もいます。妊娠5カ月までに感染すると、胎児に難聴・心臓奇形・白内障・低出生体重児などがおこることがあります。

費用

¥1,100(税込)

12.サイトメガロウイルス

従来の日本では、妊婦の95%以上が抗体保有者であったため、あまり問題視されていませんでしたが、最近抗体保有率の低下がいわれています。児への影響は低出生体重児・黄疸・脳内石灰化・難聴・脳性麻痺等が報告されています。

費用

¥3,850(税込)

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