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診療科・部門

栄養課

栄養課は大きく2つの部門に分けられます。

栄養管理部門:治療の基盤となる栄養状態を良好に保つための調整を行っています。  
給食管理部門:給食委託業者が中心となり、個々の病態に合わせた衛生的で安全な美味しい食事の提供に努めています。

どちらの部門も、患者さんの治療効果を高めるため、患者さんの食事摂取状況を共有し、食事摂取量が低下した場合は、食事の工夫について栄養課内で連携を図り、栄養状態改善に努めています。

 業務内容

〇栄養管理部門

1.栄養指導

 入院栄養指導 生活習慣病の方、糖尿病教育入院の方、消化管手術後の方、嚥下障害のある方など、医師の指示のもと、入院食を資料媒体とし、退院後の食事内容について食事量や調理方法、食形態、食べ方など、食生活全般について指導を行います。
 外来栄養指導 主に生活習慣病の方に対し、検査データを確認しながら食生活内容をチェックし指導を行います。患者さんの理解度は様々なので、外来受診日に合わせ継続で栄養指導を行い、理解度に合わせた食生活の軌道修正を行います。また、入院栄養指導を行った方に対し、退院後の食事療法の実施状況を確認し、退院後の食生活に不安がある方に対しては、不安の軽減につながるようなアドバイスを行います。

<令和元年度 栄養指導実績>
内科 1402件 
 主な指導内容 糖尿病、脂質異常症、高血圧、心疾患等の生活習慣病など
外科 397件
 主な指導内容 消化管術後、化学療法による食欲低下など
脳神経外科 62件
 主な指導内容 脳血管疾患、嚥下障害など
透析科 55件
 主な指導内容 透析導入、維持透析患者さんに対する誕生月栄養指導
その他 62件
合計1978件


2.栄養管理
 入院中の患者さんに対し、管理栄養士が病棟担当制で栄養管理を行います。食欲不振の方、栄養状態不良の方、褥瘡のある方、嚥下障害がある方、アレルギーのある方などに対し、患者さん個々に適した食事内容に調整を行います。

<令和元年度 主な栄養管理内容>
食事摂取不良に対する食事調整 402件
周術期栄養管理 148件
病態を考慮した食種の調整 93件
嚥下障害に対する食形態調整 79件
緩和ケア食事調整 39件
アレルギー対応聞き取り 25件
嗜好調整 23件
褥瘡に対する食事調整 20件
その他 自助食器調整、経腸栄養剤調整、咀嚼状況に合わせた食形態調整等

 

3.チーム医療
NST(栄養サポートチーム)
 入院中の患者さんで、特に栄養障害を有する患者さんや今後栄養障害が見込まれる患者さんに対して、治療のベースである栄養管理を医師、看護師、薬剤師、理学療法士、管理栄養士が共同して、週1回のカンファレンスおよびラウンドを実施し、個々の症状や疾患に応じて、適切な栄養管理方法について検討していきます。

糖尿病チーム
 医師、看護師、薬剤師、管理栄養士、事務職がチームとなり、糖尿病教室の企画運営、世界糖尿病デーに合わせ、糖尿病啓発イベントの企画運営、市民公開講座での講演、糖尿病患者カンファレンスを行っています。
糖尿病週間イベントでは、栄養相談コーナーを設置し、食事療法についての相談や日々の食生活の悩み等にお答えします。
 また、清涼飲料水に含まれる砂糖量をスティックシュガーで換算し、実際に展示を行い、注意喚起等を行っています。



 

 

緩和ケアチーム
 緩和ケアチームの一員として週1回のラウンドに参加しています。終末期の患者さんの多くに見られる食欲不振に対し、食事が食べられないというストレスを少しでも軽減し笑顔になれるよう、ベッドサイドを訪問し話を伺い、患者さんの希望に沿った食事に調整しています。

褥瘡対策チーム
 褥瘡の改善のため、食事摂取状況、検査データをモニタリングし、不足している栄養素の充足を図るため、栄養補助食品の調整等を行っています。
 また、病棟担当制となっているため各病棟の褥瘡ハイリスク患者さんを把握し、褥瘡予防対策としての栄養管理を行っています。

心不全チーム
 心不全で入院し再入院リスクがある患者さんに対して、再入院予防を目的に、医師、慢性心不全看護認定看護師、病棟看護師、理学療法士、MSWと共に管理栄養士の多職種が週1回のカンファレンスを行っています。主にGNRI(Geriatric Nutritional Risk Index)スコアにて栄養状態の評価を行い、低栄養状態があれば改善に向けて食事調整を実施し、また必要時栄養指導にて本人及び家族に対して食生活改善に向けた教育を行っています。

 


〇給食管理部門
 全面委託となっています。給食委託業者が中心となり、安全で美味しい食事の提供に努めています。

1.食種
▶常食 特に制限のない一般的な食事です。
※写真左から常食(朝食)、常食(昼食)、常食(夕食)

 

▶全粥食/軟菜食 義歯でも噛める硬さ、歯茎でも噛める硬さを基準とし、咀嚼しやすく調理した食事です。
※写真左から全粥食(朝食)、全粥食(昼食)、全粥食(夕食)

 

▶易消化食 上顎でつぶせる硬さを基準とし、消化をしやすく調理した食事です。
※写真左から易消化食(朝食)、易消化食(昼食)、易消化食(夕食)

 

▶治療食 エネルギーコントロール食、蛋白コントロール食、脂肪制限食、消化管術後食等、各病態に合わせて調理した食事です。
※写真左からエネルギーコントロール食(夕食)、蛋白コントロール食(夕食)


※写真左から脂肪制限食(夕食)、消化管術後食(夕食)

 

▶ソフト食 嚥下機能低下を考慮し、学会分類2013のコード2-1レベルで調整した食事です。
※写真左からソフト食(朝食)、ソフト食(昼食)、ソフト食(夕食)

 

▶食形態調整 咀嚼状況に合わせ、ミキサー、刻み、粗きざみ、一口大、刻みとろみ、ミキサーとろみなどの形態調整を行います。
 

2.選択メニュー
 常食、常食朝パン食の患者さんを対象に選択メニューを実施しています。

3.行事食
 月に1~2回程度、季節の行事に合わせた行事食を提供しています。
行事食には季節を感じていただけるよう、行事食カードを添えています。
※写真左から敬老の日(常食)、ひなまつり(デザート)


※写真左から子供の日(ソフト食)、東北復興支援(常食)

 

認定資格取得者

▶病態栄養学会認定 病態栄養専門管理栄養士 1名
▶糖尿病療養指導士 2名
▶栄養サポートチーム担当者研修修了者 1名
▶緩和ケア研修修了者 1名
 
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