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人間ドックの検査項目と解説

主な検査項目

『身体計測(肥満度)』 

身長と体重のバランスをみます。身長により標準体重が決まります。肥満度は標準体重と比べ、何%増減しているかをあらわします。また、平成20年4月より腹囲測定も実施しました。

『聴力』

難聴の有無を調べます。高音域の聴力は、加齢と共に低下しやすくなります。

『眼科』

(視力)近視、遠視、乱視の程度及び矯正視力がよく出ているかを調べます。(眼圧)角膜に気体を噴射して眼内圧を測定します。眼圧が高いと緑内障が疑われます。(眼底検査)眼底網膜上の血管を観察することにより、動脈硬化・高血圧・糖尿病などによる血管の変化を知ることができます。同時に網膜の変化、視神経の状態も観察します。

『血圧』

心臓の機能をあらわす大切な指標で、高血圧は脳卒中・狭心症・心筋梗塞を起こす危険因子です。血圧の変動因子はたくさんあるので一回の測定で決めることはできません。

『胸部X線』

肺の異常(肺癌・肺結核など)、心臓の大きさ、大動脈の変化などの発見に役立ちます。(心胸郭比)心臓の陰影と胸部全体の比率をいいます。肥満者はこの比率が見かけ上大きくなることがあります。

『心電図』

不整脈や心筋の異常・心肥大など、心臓に関する多くの情報が得られます。

『上部消化管X線』

食道・胃・十二指腸を調べ、癌・潰瘍・ポリープなどの消化器系疾患の発見に役立ちます。

『腹部超音波』

肝臓・胆嚢・膵臓などの臓器に超音波をあて、その形や透過性の変化から結石やポリープ・腫瘤などを示唆することができます。

『肺機能』

肺活量とは、空気が最も多く肺を出入りした量のことです。予測肺活量とは、性別・年齢・身長からその値を予測したものです。努力性肺活量とは、実際の測定値です。一秒量とは、最初の一秒間に肺から吐き出した量です。肺気腫・喘息・慢性気管支炎では、一秒量が減少します。

『内科診察』

全身の総合的な診察をします。

『外科診察』

女性は乳癌検診を行います。(マンモグラフィと視触診)

『婦人科診察』

婦人科の内診により、子宮癌・子宮筋腫・卵巣の異常を発見する手がかりとなります。(子宮細胞診)判定はクラスIからVまで分類されます。クラスI、IIはまず心配ありませんがクラスIIIは6ヶ月ごとの定期検診を受けてください。

血液一般

『赤血球数』

からだの細胞に酸素を渡し、二酸化炭素を受け取る重要な役割を担っています。なんらかの原因で数が減ってしまうと酸素の運動量も減り、身体が酸欠状態になってしまいます。

『白血球数』

体内に細菌が入ると、それらを無毒化する大切な働きをするために、白血球が血液中に動員されます。(非常に多いと白血病や敗血症などが、少ないとある種の感染症や、骨髄の働きの低下などが疑われます)

『血色素量』

一定量の血液に含まれる赤血球の容量の割合のことです。数値が少ないと貧血となり、身体の各組織が酸欠状態となります。逆に多すぎると血液が濃くなり流れにくく、血管が詰まりやすくなることがあります。

『ヘマトクリット』

一定量の血液に含まれる赤血球の割合のことで、低値のとき貧血、高値のとき多血症が疑われます。

『血小板数』

出血を止める働きをします。

『血液像(白血球像)』

白血球の成分をさらに詳しく調べます。その値により感染症・アレルギー・癌などの診断に役立ちます。

肝機能

『GOT GPT』

肝臓や心臓の細胞に多く含まれている酵素で、肝炎などの肝機能障害や心筋梗塞などでは組織細胞が壊れるため、これらの酵素が血液中に増加します。

『γ-GTP』

肝臓や胆道の病気を疑う手がかりとなります。また、アルコールに敏感に反応し、アルコール性肝炎の目安となります。

『LDH』

酵素の一種で、肝臓病・心臓病・血液の病気・筋疾患・癌などで高値となることがあります。

『総ビリルビン』

胆障害・胆汁うっ帯・溶血性貧血などで高値となり、黄疸が出現します。体質性黄疸(生まれながらのもの)のこともあります。

『血清アミラーゼ』

膵臓や唾液中に含まれているもので、膵臓が障害を受けると血液中だけでなく尿中にも増えてきます。

『コリンエステラーゼ』

肝臓での蛋白合成の状態を示す酵素で、低値の時は肝障害・栄養失調・農薬中毒などが、また高値のときは栄養過多・糖尿病・ネフローゼ症候群・脂質代謝異常などが疑われます。

『ALP』

酵素の一種で、急性肝炎・慢性肝炎・胆道の病気・癌・骨の病気などで高値となります。

腎機能

『尿蛋白』

腎臓の働きを知る基本的な検査で腎臓の障害で尿中に出現します。しかし激しい運動やストレスなどによっても陽性にでることがあります。

『尿比重(PH)』

身体の不要物は、腎臓から出される尿によって、排出されます。濃縮度(比重)や酸性・アルカリ性(PH)の性質を調べることで、腎臓の機能異常の発見に役立ちます。

『ウロビリノーゲン』

肝臓の障害、溶血、便秘などで増加が見られますが、健康な人はわずかに陽性です。

『尿潜血』

腎臓、尿管、膀胱など尿の通り道に出血があると陽性になります。

脂質代謝

『総コレステロール(中性脂肪)』

コレステロールは脂質の一種で血管の強化・維持等、体に必要なものですが動脈硬化や心臓病の原因になります。中性脂肪はトリグリエライドともいい、皮下脂肪の主成分で肥満との関係があります。多すぎると動脈硬化を起こし、心臓病や脳血管障害の原因となります。

『HDLコレステロール』

善玉のコレステロールともよばれ、動脈硬化を防止する働きをします。

『LDLコレステロール』

動脈内壁にしみこんで動脈硬化を進めるので悪玉コレステロールと呼ばれています。

便

『便潜血反応』

肉眼ではわからない便に含まれている血液を調べるもので、主に大腸の出血性の病気を見つけます。

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