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白内障手術の選択肢が広がりました
多焦点眼内レンズを導入

1.白内障とは

水晶体は目の中でレンズの役割をする組織です。水晶体が濁ると光が十分に通らなくなります。これが白内障です

 白内障

 

 2.白内障手術

白内障は手術によって治療が行なわれます。小さな切開から濁った水晶体を超音波で砕いて取り出し、その代わりに人工の水晶体である眼内レンズを入れる方法で行なわれます。

 

 

 3.眼内レンズの種類

 

眼内レンズは取り出した水晶体の代わりとなる人工の水晶体です。ピントが1つの単焦点とピントが複数ある多焦点の2種類があります。

 単焦点眼内レンズにはピントを合わせる調節力がありません。遠くに合わせると近くが見えなくなり、近くに合わせると遠くが見えなくなります。手術前に生活スタイルに合わせてピントを合わせるおおよその距離を決める必要があります。

 多焦点眼内レンズは、単焦点眼内レンズと異なり、近くと遠くの両方にピントを合わせることができます。よりしっかりピントを合わせたいときは、メガネを装用したほうが楽に感じる場合もありますが、メガネをかけたり、はずしたりする回数が減ることで、活動的な生活を送る一助となります。

 

※単焦点だとリモコンを見るときにメガネが必要ですが、多焦点だとメガネは必要ありません。

少し注意点もあり、多焦点眼内レンズを使用した場合、夜間に車のヘッドライトなどが眩しく感じる場合もあります(大抵の場合、しばらくすると気にならなくなります)。

このように若干の注意点もあるものの、旅行のときにメガネなしでガイドブックを見たり、仕事の時に書類を見るときに老眼鏡が必要なかったりと喜ばれる患者さまも多くいますので、今後の白内障手術を行う際の選択肢がひとつ広がったことになります。目の状態によっては使用することが出来ない場合もありますが、白内障手術を受ける際には医師に相談して下さい。

 

手術までの流れ

  1. 眼科初診 (月~金 8:30~11:30)
    眼科の一般検査を行い、眼疾患の有無をチェックします。
    適応検査と手術日の予約をとります。
  2. コンタクトレンズの正確な黒目(角膜)の状態を検査するため、ソフトコンタクトは適応検査の1週間前、ハードコンタクトは適応検査の3週間前よりはずしていただく必要があります。
  3. 眼内レンズ手術の適応検査
    • 手術に眼が適応するかさらに詳しい検査(3,4時間程かかります)
    • 手術についての詳しい説明
      (ビデオ等を参考にしていただき手術についてご理解していただきます。)
    • 採血検査
    • 術後の安静、点眼、注意事項の説明
    • 診察(散瞳して眼底検査も行います。そのため検査後5時間程見にくくなります。)
  4. 目の状態や眼内レンズ度数の相談
  5. 手術当日

手術後のご注意

  • 手術当日の運転は避けて下さい。
  • 眼を休ませる方がいいので早めに休むようにして下さい。仕事は1、2日休む方がよいでしょう。
  • 数日間は就寝時保護眼帯をします(寝ている間も眼をこすらないようにするため必要です)。
  • 手術翌日、1週間後、1ヶ月後、3ヶ月後に定期検査が必要です。

治療費について

多焦点眼内レンズは先進医療(手術・レンズ代が自費診療+手術前後の診察・投薬・入院料などは保険診療)となります。

手術費用(レンズ代含む)
片眼:350,000円(税別)

※手術前後の検査・診察・投薬入院料などは保険扱いとなります。
※民間の生命保険については契約内容により変わってきます。
(一部の生命保険では手術給付金の対象になり、先進医療特約の対象となります。)
※確定申告時の医療費控除の対象になりますが、高額療養費の対象にはなりません。

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